こんにちは。しょうたん(@v_shota_v)です。
僕が以前勤めていた職場では、自信を持つことが苦手な若い子が沢山いました。主に20前後の女の子。
で、それを見かねた僕は、皆さんご存知「嫌われる勇気」という本をおすすめしたのですが…。
「嫌われる勇気」が難しくて読めない
「嫌われる勇気」というのは、アドラー心理学の考え方を対話形式で分かりやすくまとめた本で、2015年ビジネス書ランキング1位を獲得したベストセラーにもなっています。
舞台化・テレビドラマ化もされたので、ご存じの方も多いと思います。
▼「嫌われる勇気」を読んでみたい方はこちらから。
この本をおすすめした僕は少し期待をしていました。
「この本を読んで少しでも自信を持って欲しい。人間関係を上手く構築する術を学んで欲しい。」
ですが、その期待はすぐに打ち砕かれました。というのも、「嫌われる勇気」が難しくて読めないというのです。
これに僕は衝撃を受けました。こんなに誰もが分かりやすいように書いてあるのに理解出来ないのであれば、一体どうやって勉強すればいいんだ…。
「嫌われる勇気」がヒットしたのは、一般人には難解と言われるアドラー心理学を誰もが理解出来るように分かりやすく書いてあるからです。
僕自身が初めて読んだ時も、スッっと情景が浮かぶように内容が入ってきて、あっという間に読み終わったのを覚えています。
それが、「難しくて読めない」人がいる。これは一体全体どうしたらいいのか。
問題は「理解力」ではなく「勉強嫌い」
「嫌われる勇気」が難しくて読めないということ自体は、「理解力」が向上すれば解決します。
じゃあ、「理解力」を向上させるにはどうすれば良いか?
今多くの社会人の方がスマホでニュースアプリを読んだり、学びたいことがあればGoogleで検索して記事を読んだり、本を読んだりすると思います。
しかしあくまで僕の経験則ではありますが、パン屋さんの現場にいる若い子の多くは本を読まない。
そしてニュースを読まないどころか、下手をするとテレビのニュースすら見ていなくて、世間で何が起きているのか全く知らないという場合もある。
これって、「理解力」が足りないから読まないんじゃないですよね。単純に「興味がない」のです。
そして「興味がない」のは「つまらない」から。そう、「勉強嫌い」なのです。
じゃあなぜ、そうなってしまったのか。
それはきっと、「勉強」から「成功体験」を得られなかったから。
「勉強」をしてもテストで点数が悪くて叱られてしまったり、周囲と比べて落ち込んでしまったり、きっと楽しいことがあまりなかったのだと思います。
そりゃあ、「勉強嫌い」になっても仕方がないですよね…。
勉強は楽しい
「勉強」というのは、自分の知らない価値観や情報を「学ぶこと」です。
知らないことを知るのは、本来とても楽しいことなのです。
だって、自分の好きなことであれば、もっともっと知りたくなるでしょう?
- パン作りが好きなら、「もっと美味しいパンを焼くにはどうしたらいいかな?」
- ファッションが好きなら、「もっとお洒落になるにはどうしたらいいのかな?」
- YouTubeが好きなら、「こんなに魅力的な動画を作るにはどうしているんだろう?」
これを自分で考えたり、他の人の考えを知るのが「勉強」です。きっと自分が好きなことなら「勉強」は楽しくて楽しくて仕方がないはず。
だから、単純に「本を読め」とか、そういうことではないのです。「勉強」するのに本を読むのは、本には他の人の考えたことが書いてあるからです。
学生時代の「勉強はつまらない」という過去から、学ぶこと自体を嫌いになってしまっている。これって、本当に勿体無いことだと思っています。
僕も高校生くらいのときは、「勉強はつまらない」と思っていました。それは、学校の勉強を「やらされていたから」です。
だけど、今は違います。自分の好きなことを好きなように勉強できる。こんなに楽しいものはないと信じています。
そして店長時代にコーチングを勉強・実践してきたからでしょうか。
僕はそういった「勉強嫌い」の人に「勉強の楽しさ」を伝えたい。「勉強」を「成功体験」につなげ、「自信」をつけて欲しいという願いがあります。
こうなってくると、僕はパン屋なのか分かりませんが。笑
「勉強嫌い」の皆さん、「勉強は楽しい」ですよ。