こんにちは!ヨシダショウタ(@v_shota_v)です。
矢口史靖監督の、『WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~』という映画を観ました。原作は読んでいませんが、三浦をしんさんの『神去なあなあ日常 (徳間文庫)』。
都会の青年が田舎に行き、林業を経験しながらその土地の人と出会い、触れ合う中で様々なことを学び経験するお話です。田舎の描き方に関しては賛否が別れるところだと思いますが、今回はそれは置いておいて、移住と人の流動性についてという視点で、ヨシダショウタが思ったことを書きます。
結論は、人の流動性を認めることが、結果として定着を生むということ。
目次
定住して一生を捧げろ、では重すぎる。
映画の中では、主人公の青年はパンフレットの女性に憧れるというひょんな理由から、1年間林業の研修に挑戦することになります。
そこに深い理由はありません。田舎を元気にしようとか、林業の跡継ぎ問題を解決しようとか、そういった志があるわけでは無いのです。
しかし、受け入れる側の田舎は、「研修が終わっても残って働いて欲しい。」「何とか定着して欲しい。」という思いがあります。ここでミスマッチが起きているわけですね。
実際の移住でも、こういった思いの行き違いが諸問題を生むのではと考えます。
地域おこし協力隊の募集要項を見ていても、任期終了後も定着して欲しいという受け入れる側の願いが感じ取れます。
また各地方自治体の移住サイトを見ると、移住しその後定住して欲しいということが前提になっています。
もちろん移住を考えている人が問い合わせをしたり、実際に体験に行ったりするわけなので、思いの方向性自体はズレていないと思います。しかし、その思いの重さにはギャップが少なからず存在するように感じます。
最初から定住して一生を捧げろというのは、重すぎませんか?
人の流動性を認めるってどういうこと?
移住がうまくいくかどうかは、受け入れる側が人の流動性を認められるかどうか、に懸かっていると思います。
人の流動性を認めるというのは、移住に興味のある人を受け入れ、様々な理由によって去る人を笑顔で見送ることです。そしてそれを次から次へと繰り返すことです。
はじめから定住を求めるのではなく、とりあえずの体験をとにかく多くの人にしてもらうのです。
結果として、その地域に合った人は定住するし、合わないと思った人は去ります。でも、それでいいんです。
そうやってお試しをどんどん繰り返すことで、移住する側と受け入れる側のミスマッチが減るわけです。初めから定住するように促すなんて重いです。
付き合って間もない彼氏や彼女に「結婚は〜」「子どもは〜」と言われるのと一緒です。
そこで受け入れる側に求められるのが、お試しのハードルを下げること。少しでも興味のある人は1日でも1週間でも1ヶ月でも、どんどん受け入れられるように流動性を高める必要があります。
これは制度的にもですが、まずは人の心がそういった心構えになっていくべきだと思います。どんどん受け入れて移住体験を楽しんで帰ってもらう。
流動性を認める、とはそういうことです。
受け入れる側が「どうせすぐ帰っちゃうんでしょ。」という気持ちで受け入れていてはいけません。
持つべき心構えは、「すぐ帰ってしまうかもしれないけど、ここでの暮らしを満喫してもらおう。」です。
それを何度も繰り返すことで、本当に魅力的な地域であれば口コミで良さも伝わっていくでしょうし、体験した人の中から定住に繋がる人も自然と増えていくのではないでしょうか。
まとめ
- 人の流動性を認めることが、結果として定着を生む。
- 定住して一生を捧げろ、では重すぎる。
- お試しのハードルを下げ、次から次へと移住を体験できるようにすれば、ミスマッチが減る。それが結果として移住者を増やす。
以上ヨシダショウタが思ったことでした。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
『WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~』観たい方はこちら。
『神去なあなあ日常』読みたい方はこちら。
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