女性も安心できる?パン屋さんの仕事と性別について

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パン職人。1989年生まれ。鳥取県鳥取市出身。

筑波大学卒業後、茨城県のパン屋で修行し、店長を経験。その後、結婚を機にふるさとの鳥取にUターン。

クラウドファンディングで開業資金を集め、「パン工房ほとり」を開業。

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こんにちは!しょうたん(@v_shota_v)です。

パン屋さんの仕事に興味がある、という方の中には、次のようなことを思う方もいらっしゃいますよね。

  • (男だけど…/女だけど…)、パン屋さんでちゃんとやっていけるの?
  • 製造スタッフは男性のイメージだけど、大丈夫かな?

 

そこで今回は、パン屋さんの仕事と性別について、書いていきます。

 

【大前提】パン屋さんの仕事に性別は関係ない

これはもう大前提なのですが、パン屋さんの仕事に性別は関係ありません。そのため、男性でも、女性でも、パン屋さんの仕事をこなすことができます。

もちろん、当然ではありますが、生物学的に男性が得意なこと、女性が得意なこと、というのはあると思います。

たとえば、男性の方が筋力のある人が多いので、重い生地を持ち上げるのが得意だったりします。また女性の方が手先が器用な人が多いので、パンの袋詰めが得意だったりします。

しかし、このような得意不得意というのは一概に言えることではなく、個人差も大きいため、気にする必要はないと思います。

 

得意や苦手は気にしなくていい

僕自身も体が小さいほうなので、パン屋さんで働き始めたときは力が無くて大変でした。先輩の女性のほうが力があるくらいでしたね。

でも、そんな僕でも何年も仕事をこなしていけば、効率とスピードでカバーしたり、どうしても力が必要なら他の人に手伝ってもらうなど、工夫次第でなんとかなっていきました。

なので、多くの人が得意ではないと感じているような、たとえば

  • 「自分は力がないから」
  • 「手先が不器用だから」
  • 「味音痴だから」

 

といったことは、あまり気にしなくても大丈夫だと思います。現場に入ったら、なるようになる、くらいの気持ちでいきましょう。

 

パン屋さんの中には、女性に理不尽な扱いをするお店もある

ただ、これはもう本当に悲しいことなのですが、女性に対して、差別的とも言える理不尽な扱いをしてしまうお店が存在するのも、パン業界の実際のところです。

ここからは、それらの問題について書いていきます。

 

パン屋さんに残る、女性にとって理不尽なこと

本当に悲しいことですが、お店や会社、シェフの考え方によっては、女性に理不尽なことが残っている職場もあります。

仕事というのは本来、「一人ひとり」の得意なことや苦手なことを見定めて、割り振っていくものだと思います。

しかし、あってはならないことだと思いますが、お店や会社、シェフの考え方によっては、「女性だから」という理由で、仕事の幅を狭めてしまうようなことがあるのです。

具体的には、次のようなことです。

  • 製造スタッフになれない
  • 仕事を任せてもらえない

 

製造スタッフになれない

女性が製造スタッフを希望していても、「女性に製造スタッフはさせない」という職場が実際にあります。

理由は、

  • 力仕事だから女性にはできない
  • 女性は結婚や出産で辞めてしまうから育てても意味がない
  • 女性は販売スタッフのほうが向いている

 

などという、本当かどうかも分からない、時代遅れともいえるようなことだそうです。

僕個人としては、理由になっていない、とすら思います。

なぜなら、力仕事が苦手でも何度かに分ければこなせたりするし、結婚や出産を経て戻ってくる女性もたくさんいるし、愛嬌がなくて販売スタッフに向いていない女性もいるからです。

個人的にはこういった職場がなくなっていけば良いと思うのですが、いま実際に存在しているのも事実です。

なので、女性で製造スタッフを希望する場合は、こういった職場じゃないか事前に確認したほうが良いでしょう。

(確認しないといけないのも腹が立つところですが…)

 

仕事を任せてもらえない

「女性だから」という理由で、特定の仕事を任せてもらえない職場もあります。

たとえば、次のようなことを実際に聞いたことがあります。

  • 窯(オーブン)担当はやけどしやすいから、女性にはさせられない
  • 仕込み(ミキサー)担当は、生地が重いから女性には無理だ

 

正直、こちらも理由になっていないと思います。

窯(オーブン)は、本人が「やけどしたくない」と言っているならともかく、「女性はやけどしてはいけない」というのは価値観を押し付けるのはおかしな話です。

また仕込み(ミキサー)についても、たとえ生地が重くても、細かく分けて持つとか、手伝ってもらうとか、やりようはいくらでもあります。

本人の技術が足りないとか、成長が追いついていない、というのなら納得できますが、このような理由では納得できませんよね。

しかし、これもまた、こういった考え方のお店やシェフが存在するのも事実です。

事前に確認するのは非常に難しいですが、もしこういった職場に当たってしまった場合は、すぐに転職を考えるほうが良いでしょう。

 

パン屋さんの仕事と性別についてまとめ

  • 【大前提】パン屋さんの仕事に性別は関係ない
    • 男性も女性も、パン屋さんの仕事をこなすことができる
    • 生物的な得意なこと苦手なことはあるけど、個人差のほうが大きいので、気にしなくていい
    • 実際、男で身体が小さく力も弱かったけど、なんとかなった
  • パン屋さんの中には、女性に理不尽な扱いをするお店もある。
    • 具体的には、次のようなことがある
      • 製造スタッフになれない
      • 仕事を任せてもらえない

 

パン屋さんの仕事ができるかどうかに、性別は関係ありません。

生物学的な違いによる得意なことや苦手なことはあるかもしれませんが、個人差のほうが大きく、あまり気にする必要もないと思います。

しかし、実際の現場では、本当に悲しいことに、女性に理不尽な扱いをしてしまっているお店もあります。

成長したい、もっと出来るようになりたい、という想いを持っている女性が、そういった職場で働いてしまうのは非常にもったいないので、できれば事前に確認したいところです。

自分自身にとってより良い職場で働けることを、願っています。

 

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