店長の仕事で最も大切なのは日々のコミュニケーションである。 | 28歳パン職人、会社辞めます。【第五話】

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パン職人・ブロガー。就職活動の満員電車で生き方に違和感を感じ「好きなことして生きる」とパン職人に。現在は約5年勤めたパン屋を脱サラし、故郷・鳥取にて「パン工房ほとり」開業準備中。本名は吉田翔太。 お問い合わせ、質問、ご依頼等は各種SNSにて承りますm(_ _)m




こんにちは。しょうたん(@v_shota_v)です。

この度、会社を辞めることになりました。

 

※こちらの記事は第五話です。第一話はこちら

第四話 最終話

 

店長になる

入社して3年と半年が過ぎた頃、店長を任されることになりました。27歳のときのことです。

それから約1年間、店長という立場でパン屋さんに勤めることになりました。

 

店長になって間もない頃は、右も左も分からず日々の営業を続けるので精一杯でした。というか、今でも右も左も分かりません。

エリアマネージャーや他店の店長といった先輩方が色々な面でサポートして下さり、何とか乗り切ることが出来たのだと思っています。

 

また第三話でも触れたように、僕はお客様対応が苦手です。

しかし、スタッフの皆に助けられ、クレーム対応や予約対応といった負担は最小限にして、パン作りや企画、そして何よりスタッフとの関わりに全力を注ぐことが出来ました。

 

「スタッフとの日々のコミュニケーション」を重視

そんな中、僕が店長として最も大切にしていたことは、スタッフとの日々のコミュニケーションでした。

なぜなら、仕事をする上で最も大切な信頼関係を築くのに、コミュニケーションが必要だからです。

 

パン屋さんは慢性的な人材不足に陥っています。僕の会社もそうでした。入社から3年以内に8~9割は辞めてしまう。

その中で数年働いてきた僕は、思いました。

 

「辞めたい」と思って働いている人が「ここで働きたい」と思えるようになれば、仕事に向かう気持ちが前向きになり、お店全体が活気づくのではないか。

 

もっといえば、一人ひとりがお店を「自分の居場所」だと感じて欲しい。「ここにいてもいいんだ」って安心して欲しい。

なぜなら、それが出来ない理由は大抵、周囲との関係性に問題があるからです。

 

だから、僕は店長として何より、お店が一人ひとりにとっての居場所になれるよう、日々のコミュニケーションを大切にしました。

日々のくだらない会話も出来ずに、スタッフが大切なことを話してくれる訳がないですから。

 

もちろん、理想と現実は異なります。スタッフから「辞めたい」と言われたこともありました。

だけど、実際に辞めてしまったのはシフトの都合が合わなくなったアルバイト1名で、あとの15名程はみんな続けることが出来ていました。

 

彼らにとってお店が、僕が目指した居場所となっていたかどうかは分かりません。

しかし、只々僕はそれを信じ目指しました。

 

僕は入社して3ヶ月でお店に居場所を感じることが出来ず、出勤不能になりました。

お店の皆には同じような経験をして欲しくない、ただそれだけを願ったのです。

 

MVP賞と最優秀店舗賞をW受賞

結果として、売上面では以下のような数字を残すことが出来ました。

  • 売上前年比(年間) 約120%
  • 売上前年比(最高月) 約135%

 

また、年に一度行われる社内決起大会では

  • 年間MVP賞
  • 年間最優秀店舗賞

 

を頂くことが出来ました。

 

これは僕のここ数年の中で最も輝かしい部分なので、自慢させて下さい。笑

 

僕のような新米の店長がこのような結果を残すことが出来たのは、ご来店くださったお客様は勿論、支援して下さった多く皆さんのおかげだと思っています。

 

社長を始めとする幹部の方々や、支援をして下さった他店舗の皆さん、取引業者の皆さん、そして何よりお店のスタッフたち…。

心の底から感謝をしています。

 

この結果に対して社内の多くの皆さんに褒めて頂きましたが、僕だけの力では本当に何も成し遂げることは出来ませんでした。

 

パン作りは約4年半、全力でやってきましたが、ベテランの職人から見れば一人前になったかどうかのレベル。

人当たりは良いと言われますが、接客となると妙に改まってしまってギクシャクしてしまう。クレーム対応はすぐに心が折れます。

 

僕はどうやったらお店のスタッフが活き活きと働けるか、只々それを必死で追い求めました。すると、運良く結果がついてきたのです。

 

大学を不登校になり、就職活動をリタイヤし、入社してすぐに出勤不能になった。

そんな僕でも「やれば出来るんだ」と思わせてくれた。そんな1年間でした。

 

(最終話へつづく)

 

※こちらの記事は第五話です。第一話はこちら