苦手でも大丈夫!?パン屋さんの資金繰りは難しくない。

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パン職人。1989年生まれ。鳥取県鳥取市出身。

筑波大学卒業後、茨城県のパン屋で修行し、店長を経験。その後、結婚を機にふるさとの鳥取にUターン。

クラウドファンディングで開業資金を集め、「パン工房ほとり」を開業。

Twitterやってます。

(パンの購入はこちら)




こんにちは。しょうたん(@v_shota_v)です。

パン屋さんのお金まわりの話ってあんまり聞く機会が無いと思うのですが、これからお店を始めようと考えている方にとっては少しでも情報がほしいところだと思います。

今回はパン屋さんのお金が実際にどう動いているのか、資金繰りについて話をしていきます。

 

そもそも資金繰りって?

資金繰りとは、ざっくり言うとお金の管理のことです。

収入と支出のバランスが取れなくなってしまうと、お金が無くなってしまってお店は立ち行かなくなりますよね。

そうならないように、いつ、いくらお金が入ってきて出ていくのかをきちんと把握して、お金が残るようにするということです。

家計でも、お給料などの収入と、家賃や食費といった支出のバランスをとって、お金が無くならないように管理すると思いますが、それと同じです。

 

【結論】あまり深く考えなくてOK!

結論からいえば、パン屋さんは資金繰りをあまり深く考えなくてもOKです。

なぜなら、収入は現金で入ってくるのに対し、支出はほとんどの場合、請求書による銀行振込だからです。請求書は大抵の場合、締め日から支払期日まで20日から1ヶ月ほどの猶予があります。

つまり、材料を仕入れた分のお金を払う前にパンを作って売るので、お金が無くなりにくいということになります。

ただし、そんなパン屋さんでも、資金繰りが悪化する場合があります。

 

資金繰りが悪化する原因

資金繰りが悪化する原因としては、次のようなものが考えられます。

  • そもそも売上が少ない
  • 固定費が多い
  • 現金で仕入れをする
  • キャッシュレス決済
  • 委託販売や卸売をする

 

1つ1つ、見ていきましょう。

 

そもそも売上が少ない

まずは、そもそもの売上が少ない場合です。

売上が少ないと材料費は安く済むのですが、家賃や人件費といった固定費を払うことができないのでお金が無くなってしまいます。

 

固定費が多い

これも先程と考え方は同じです。

家賃や人件費、借り入れの返済といった固定費による支出が多いと、それを賄えるだけの売上がなければ、お金が無くなってしまいます。

 

現金で仕入れをする

現金で仕入れをすると、材料を買うと同時に支払いをしなければいけません。すると、パンを売ってお金を頂く前にお金が出ていってしまうので、お金が無くなりやすくなります。

ここは仕入れ業者さんとの交渉で変化するので、請求書での支払いに変更できないか、聞いてみると良いでしょう。

 

キャッシュレス決済

お客さまからキャッシュレス決済でお金をいただくと、商品を渡したときから遅れて現金が入ってくることになります。

キャッシュレス決済を導入することで集客できたり、レジの混雑が緩和されたりと、良いこともたくさんありますが、資金繰りの面では注意が必要です。

 

委託販売や卸売をする

委託販売や卸売をすると、取引先からの振込があるまで収入がありません。

パンを作って売ってから、実際にお金が入るのは1ヶ月後、ということもあるので注意が必要です。

 

パン屋さんの資金繰りは難しくない

上記のようなことに気をつけてさえいれば、パン屋さんの資金繰りは難しくない、というのが僕の考えです。

特に固定費は節約するのが難しいので、開業前によく考えておくと良いです。逆に言えば、固定費さえ小さくすることができれば、パン屋さんが潰れてしまう可能性はかなり低くなります。

また開業前に売上を予測するのは難しいですが、少なめに見積もって行動するほうが資金繰りの悪化を防ぐことができるでしょう。