こんにちは!しょうたん(@v_shota_v)です。
パン屋さんの仕事に興味を持っている人の中には、
- パン屋さんで働いてみたいけど、学校って行ったほうがいいのかな?
- 実際、専門学校・短大ってどうなんだろう?
と思う方もいると思います。
そこで今回は、パン職人になるうえで実際学校ってどうなのか、について解説します。
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目次
【結論】パン職人になるなら学校はおすすめできない
結論から言えば、パン職人になるなら専門学校や短大、教室といったものはおすすめできません。
なぜなら、パン職人になるうえでの基本的な知識や経験は、学校でなくても十分に得られるからです。
学んでも良いのですが、高いお金と長い時間をそこに費やすことを考えると、割に合わない、というのが僕の考えです。
パン職人の学校をおすすめしない4つの理由
ここからは、パン職人になるなら学校をおすすめしない理由を具体的に解説していきます。
- 理由① 技術は現場のほうが早く学べる
- 理由② 体系的な知識は本で十分学べる
- 理由③ 自分で学ぶことが出来ないと先々も厳しくなる
- 理由④ お金と時間がもったいない
理由① 技術は現場のほうが早く学べる
まず、パン作りの技術を学ぶという観点からいえば、学校より実際の現場のほうが身につくのが早いです。
なぜなら、パン屋さんの現場では、学校よりも圧倒的に量をこなすからです。作業量が多ければ多いほど、試行錯誤の回数が多ければ多いほど、技術を取得するのは早くなるでしょう。
また、圧倒的な作業量は、結果的に質も向上させます。どんなに才能がある人でも、やはり量をこなさないことには質はあがってきません。
「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、あれは好きだから自然と量をこなすようになり、結果として上手になる、という意味なのです。
正直なところ、学校では、現場で役に立つ技術はほとんど身につかないと言っても良いでしょう。
理由② 体系的な知識は本で十分学べる
専門学校や短大といった学校で学べるような体系的な知識というのは、本を読めば十分に独学することができます。
こちらの記事でも紹介しているように、プロ用の製パン本というのはたくさん出版されています。
たとえば「基礎からわかる製パン技術」では、専門学校の先生でもある吉野精一さんが、タイトル通り製パンの基礎をオールカラーでわかりやすく解説しています。
こういった本で体系的な知識を得ながら、現場で実践的な技術を得る。というのが僕の理想とする、パン職人の最初のステップアップだと思います。
理由③ 自分で学ぶことが出来ないと先々も厳しくなる
パン職人として成長し、お店で活躍したり、独立開業したい、といった想いがあるのなら、自分で学ぶことが出来なければ先々厳しくなっていきます。
パン屋さんの現場では、圧倒的な作業量をこなすことで技術を身につけることはできます。しかし、パン作りの体系的な知識といったものを丁寧に教えてくれる、なんてことはあまりありません。
なぜなら、パン屋さんは商売の現場であり、学校ではないからです。
だから、そういったことを黙っていても教えてくれるシェフや先輩や、よほど後輩の教育に熱心だと考えるべきで、感謝しなければいけません。
これは少し厳しい言い方かもしれませんが、学校のように教えてもらわないと学べない、というのは、職人としての人生を考えると、先々も厳しくなっていくでしょう。
こういった知識が必要だから、
- インターネットで検索しよう
- 本を読もう
- 先輩に教えてほしいと頼もう
- 今日の仕事で実験してみよう
というふうに、成長するために自分で考えてどんどん行動していくことが、自分を大きく成長させてくれるのです。
理由④ お金と時間がもったいない
学校に通うには、お金も時間もかかります。
たとえば専門学校なら、2年間で200~300万円ほどの授業料や道具代などがかかります。当然、その間の生活費は別で用意しなければいけません。
これは僕の個人的な感覚なのですが、学校で学ぶのはコスパが良いとは思えないのが正直なところです。
それに、学校を卒業して就職しても、数年でパン屋さんを辞めてしまう場合もあります。合うか合わないかは働いてみないと分からないからです。
「パン職人としての人生を、一生全うするんだ!」と思っていても、現場での厳しさを知ったり、理不尽な目にあったり、もしくは結婚や出産といったライフイベントを経て、考えが変わっていくことも十分にあります。
そう考えると、2年間で200万も300万もお金を使ってしまうより、早く現場に出て日々をパン屋さんとして過ごすほうが、割に合うのではないか、というのが僕の考えです。
関連記事:激務できつい?パン屋さんの仕事の大変なところ・つらいところ【就職・転職】
ただし、友人、先生との出会いはかけがえのないもの
ここまで僕が学校をおすすめしない理由を挙げてきましたが、最後は学校に通うかけがえのないメリットについてお話します。
それは、一生の友人や恩師と出会える可能性があることです。
学校に通うことで、夢を持った仲間たちと毎日のように顔を合わせることになります。気に合う友人と出会うこともあるでしょう。
また、専門学校で恩師とも呼べる先生に出会うこともあります。僕の友人のパン職人は、学校を卒業して10年以上経っても、近況を連絡したりしています。
僕自身、大学を出ていますが、そこで出会った友人は、本当に一生の仲間です。卒業して10年近く経ちますが、今でも連絡を取り合ったりしています。
パン職人としてのキャリアだけを考えるのではなく、そういった「友人や恩師と出会える場」としての価値を考えるのであれば、学校に通うという選択も良いと思います。
パン職人の学校をおすすめしない4つの理由まとめ
- 【結論】パン職人になるなら学校はおすすめできない
- 学校をおすすめしない4つの理由
- 理由① 技術は現場のほうが早く学べる
- 理由② 体系的な知識は本で十分学べる
- 理由③ 自分で学ぶことが出来ないと先々も厳しくなる
- 理由④ お金と時間がもったいない
- ただし、「友人や恩師との出会い」はかけがえのないもの
僕自身はパンの学校に行っていませんが、一緒に働いていた仲間に専門学校などを出ている人が多かったため、いままでに聞いたいろいろな話をベースにこの記事をかきました。
なので、もしかしたら抜けているような視点もあるかと思います。
これはあくまで僕の個人的な意見です。
どういった道を選ぶにしても、後悔のないよう、他人の意見に惑わされないよう、最後は自分で決めていきましょう。
なお、転職全般については次の記事にまとめたので、参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
何かしらお役に立てたら幸いです。
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- 応募書類だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝え、選考通過を後押し
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