激務できつい?パン屋さんの仕事の大変なところ・つらいところ【就職・転職】

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パン職人。1989年生まれ。鳥取県鳥取市出身。

筑波大学卒業後、茨城県のパン屋で修行し、店長を経験。その後、結婚を機にふるさとの鳥取にUターン。

クラウドファンディングで開業資金を集め、「パン工房ほとり」を開業。

Twitterやってます。

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こんにちは!しょうたん(@v_shota_v)です。

パン屋さんの仕事に興味があって仕事内容は調べたけれど、大変なところ・つらいところが気になる!という方もいらっしゃると思います。

たしかに、先に知っておくと就職や転職をしたあとに知って、「イメージと違った」ということを少しでも減らせたら良いですよね。

そこで今回は、パン屋さんの仕事の大変なところや、つらいところを、パン業界で10年近く働く僕が、解説していきたいと思います。

 

なお、パン屋さんの仕事内容や転職全般についてはこちら。

関連記事:未経験から正社員も!パン屋さんの転職まとめ

 

また、パン屋さんのやりがい・魅力についてはこちらをどうぞ。

関連記事:パン屋さんの仕事のやりがい・魅力まとめ【就職・転職】

 

パン屋さんの大変なところは「労働環境が整っていない場合が多いこと」

兎にも角にもこれに尽きると思います。

パン屋さんには個人店が多いことからも分かるように、規模の小さいお店がたくさんあります。すると、必然的に、労働環境も整いづらくなります。

たとえば、タイムカードが無くて勤怠管理がめちゃくちゃだったり、有給という言葉すら存在しない(誰も口に出すことすらない)、なんてことも当然のようにあります。

ただ、これは大前提ではありますが、本当にお店や会社によって差が大きいので、働き始める前によーく調べたり、ダメならどんどん転職するというのも、場合によってはありだと思います。

(たとえ不義理でも、心や身体がおかしくなってしまうよりはマシです。)

 

パン屋さんの大変なところの具体例

パン屋さんの大変なところ・つらいところの具体例は次のとおりです。

  • 朝が早い
  • お給料は少なめ
  • 残業が多い
  • サービス残業の場合も
  • 暴力・パワハラ・女性差別などが残っている場合もある

 

ここに挙げた例では、最初の「朝が早い」以外は労働環境に関するところです。それだけ、パン屋さんでの仕事を語る上で、労働環境の厳しさ無しには語れない現実があると思います。

ただし先ほども書きましたが、「お店によって差が大きい」ということをご理解ください。あくまでもこれは、パン屋さん全体の傾向として、の話になります。

 

朝が早い

製造スタッフの場合は、早朝3-6時くらいに出勤するケースが多いと思います。なので、早起きが苦手な人にとっては、大変なところといえるでしょう。

また販売スタッフでも、そのお店の営業時間やシフトによっては朝の5-6時から、といった場合もあるようです。

多くの職人が「早起きは慣れ」と言いますが、体質によってかなり左右されると思います。実際、僕も朝が苦手で、もう10年近くパン職人をしていますが、一向に慣れる気配がありません。

技術革新が起きるか、早起きしないでも済むような製造方法や営業時間を考えるか、あとはもう気合で乗り切るしかないので、パン屋さんで働きたいのであれば覚悟はしておきましょう。

もしどうしても早起きが嫌なら、お店の面接を受ける前に何時に出勤することになるのかチェックして、なるべく出勤が遅いお店(会社)を受けるというのも手の1つだと思います。

関連記事:朝は何時おき?パン屋さんの1日のスケジュールについて

 

お給料は少なめ

パン屋さんは、商品の単価が低く、そのうえ作るのにも売るのにも多くの手間がかかるため、どうしても利益が出しづらい商売だと思います。

そういった状況で人件費を上げると、経営を圧迫してしまう(お店自体が潰れてなくなってしまう)ので、お給料は少なめの職場が多いでしょう。

僕の知る限りでは、年収200~300万円台ほどです。

もちろん、繁盛店をたくさん抱えている会社規模のお店だったり、もともと他の商売で成功している会社の事業だったり、経営者が人件費にしっかりとお金をまわすべきと考えていたりすると、また違ってくると思います。

逆に、社長やオーナーの考え方によっては、「修行させてもらってるんだからお金もらえるだけマシだ」といった少し古い考えの方もいらっしゃいます。

(それはそれで、働く人も納得しているなら良いと思いますが…)

 

残業が多い、サービス残業も

長時間労働は、ほとんどのパン屋さんにとって、大きな問題になっています。

パン製造の正社員だと、12-15時間ほど働いているお店が多いと思います。実際、知り合いのお店では、夜中の2時から、その日の夜19-20時くらいまで働くと言っていました。

しかも、勤怠管理などがきちっとされていなかったり、修行だと割り切るといった考え方のお店だったりすると、サービス残業となり、残業代がまったく出なかったりもします。

長時間の立ち仕事で体力が限界、休みも週1、食事は夜だけ、睡眠は3-4時間。そんな職場もあるということです。(もちろん、すべての職場というわけではありません)

これも、どちらかといえば、ではありますが、規模の大きいお店(会社)のほうが環境が整っている場合が多いので、「残業が嫌だ!」という人はそういった職場を探すとよいでしょう。

関連記事:なぜ残業?パン屋さんの労働時間が長い5つの理由【長時間労働】

関連記事:パン屋さんでサービス残業が無くならない3つの理由【残業代ゼロ…?】

 

暴力・パワハラ・女性差別などが残っている職場もある

古い職人気質の職場だったりすると、暴力、パワハラ、女性差別などが残っていたりします。

たとえば、ミスをしてしまった後輩の胸ぐらをつかんで怒鳴ったり、女性にはこの作業はできないと仕事を教えなかったり、といったことを実際に見たことがあります。

当然、いまの時代そういったことは無くしていくべきだと思いますし、実際のところ、時代の流れに合わせて少なくなってはきているとは思います。

しかし、中高年以上の年代になると、「自分たちの教わったときは、そんなの普通だった」などといって、なかなか時代の変化についていくのが難しいこともあるようです。

これらは職場全体というよりは個人によるところも多いので、面接を受ける前に、経営者やシェフの考え方をあらかじめ聞いておくと良いでしょう。

 

関連記事:パン屋さんで未だに暴力が無くならない3つの理由

関連記事:女性も安心できる?パン屋さんの仕事と性別について

 

パン屋さんの大変なところ・つらいところまとめ

  • パン屋さんの大変なところは「労働環境が整っていない場合が多いこと」
  • パン屋さんの大変なところ・つらいところの具体例
    • 朝が早い
    • お給料は少なめ
    • 残業が多い
    • サービス残業の場合も
    • パワハラ・女性差別などが残っている場合もある

 

どんな仕事でも、大変なところ・つらいところはあると思います。それはパン屋さんでも例外ではありません。

ただ、その一方でやりがいを感じるところもあるのが、仕事というものです。

ぜひ、パン屋さんが自分にとってどういった仕事なのか、実際に働いてみて、実感してみていただけたらと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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