【パン屋さんの物件探し】幼いころ父と通った、池のほとりの喫茶店

ABOUTこの記事をかいた人

パン職人。1989年生まれ。鳥取県鳥取市出身。

筑波大学卒業後、茨城県のパン屋で修行し、店長を経験。その後、結婚を機にふるさとの鳥取にUターン。

クラウドファンディングで開業資金を集め、「パン工房ほとり」を開業。

パン職人専門オンラインサロン「パンと生きる」オーナー。Twitterも更新中。

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こんにちは。しょうたん(@v_shota_v)です。

色々ありまして、物件探しを再度スタートしています。

僕としてはやはり「湖山池のほとりでやりたい」という気持ちが大きいのですが、そちらが市街化調整区域に指定されていたり、物件がほとんどないということで、諦めかけていました。

そんなときに降って湧いた話が、幼いころ父と通った、池のほとりの喫茶店でした。

 

池のほとりの喫茶店

鳥取県鳥取市の湖山池のほとり、僕の実家から徒歩1分のところに喫茶店がありました。

「ありました」というのは、今はもう閉店して営業していないお店です。

その喫茶店、実家のすぐ近くにあったもんだから幼いころ父がよく連れて行ってくれてました。幼稚園から小学校の低学年くらいまでの話なので、もう20年近く前のこと。

喫茶店はおばちゃんが一人で経営していました。大阪出身だったのか、帰り際「おおきに」と声をかけてくれたのが印象的でした。

今でも覚えているのが、「しょうちゃんは、卵、硬くするんだったね」といって、モーニングセットの目玉焼きをいつも硬くしてくれたこと。

たまに忘れて半熟で出てきたこともあったけど、いつもおばちゃんが優しくしてくれたのを覚えています。

他にも小学生のとき、喫茶店の裏にあったビワの木から勝手に実を取って食べていたんですが、「いいよ、いつでも取りにおいで」と言ってくれたこと。

中学生になると喫茶店に行くことは無くなりましたが、子どもたちがお店の前の横断歩道を渡るのが危ないからと、いつも気していたように思います。

そして、僕らが登下校するときにすれ違ったりすると「いってらっしゃい」「おかえり」と声をかけてくれたのでした。

 

おばちゃんが亡くなった

大学に進学してからは喫茶店のことはすっかり忘れてしまっていましたが、何年か前に鳥取に里帰りをしてきたときのこと。

祖母のお見舞いに病院に行くと、たまたまエレベーターでおばあちゃんに会いました。誰かから聞いたのかどうかは定かではありませんが、「おばちゃん病気なんだ」と認識したのはそのときでした。

その後、僕が鳥取に戻る数ヶ月前、おばちゃんが亡くなったと聞きました。以前から調子が悪かったけど、ぎりぎりまで喫茶店を営業していたと。

僕が最後におばちゃんに会ったのは病院のエレベーター。そのとき何を話したかは具体的には覚えていません。ただ、「ああ、しょうちゃんか!」と大人になった僕の姿を見て驚いていたのを覚えています。

おばちゃんが亡くなったと聞いたとき、幼いころ父と通った喫茶店のこと、僕を含め近所の子どもたちを見守ってくれたこと、忘れていた幼い日の思い出が、思い出されたのでした。

 

ご近所さんが話を繋いでくれた

鳥取にUターンし、パン屋開業を目指して動いてきたものの、「湖山池のほとりでやりたい」という僕の思いを実現することはなかなか難しく、思うように話が進まない状況が続いていました。

そんなある日、近所を犬の散歩をしていると、ご近所さんが「あの喫茶店の建物、使えるかどうか聞いてみてあげる」と声をかけてくれました。

僕の状況を気がかりにして下さっていたらしいのです。

そしてその後、大家さんから連絡があり、お店の中を見学させてもらうことが出来ました。まだこの喫茶店を使えるかどうかは全く分かりませんが、前向きに話を進めたいという思いを伝えることができました。

おばちゃんの喫茶店。

言葉で説明するのは難しいけれど、ご近所さんが話を通してくれたことも含め、縁を感じずにはいられません。

「ここでやりたい」と、何の疑問もなく、素直に思えるのです。

 

「パン工房ほとり」の実現に向けて

まだこの喫茶店を使うことが出来るのかどうか分かりません。もしかしたら大家さんの意向で難しいかもしれないし、条件が折り合わないかもしれません。

だけど、前向きに進めたい、なんとかして実現させたい、そう思うのです。

パン工房の開業準備はなかなか思うように進んでいません。期待して下さっている方、楽しみにして下さっている方には申し訳なさも感じているし、焦りがないかと言えば嘘になります。

ただ、こういった1つ1つの縁を大切にしながら、無理なく進めていくことが大切だと思うので、自分の心の声をしっかりと聞いて、素直に前向きに自分のペースで進めていこうと思います。

 

今回のことで、

いつも周りの大人たちに見守られながら育ったんだな、って

改めて感じました。

 

そしてそれに感謝しなきゃ。

 

ありがとう、って思うなら、

全力で楽しく生きる、その努力をする。

頑張らなきゃ。

 

長々と書いてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

今後とも、応援よろしくお願いします。