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【パン工房ほとり】僕がクラウドファンディングに挑戦する意味

しょうたんのパン屋
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こんにちは。吉田(@v_shota_v)です。

今回、クラウドファンディングに挑戦することにしました。

 

『パン屋さんの「常識」を覆す!鳥取パン専門店「パン工房ほとり」の挑戦。』

9/1(土)、クラウドファンディングサイト、CAMPFIREにて、公開です。

 

【9/1追記!】

公開しました!!→https://camp-fire.jp/projects/view/66390

支援、拡散で、応援いただけたら嬉しいです!

【追記ここまで】

 

クラウドファンディングは資金調達やマーケティングに使われることが一般的ですが、僕にとってはそれ以上に意味があると思っています。

 

なので、

  • 僕がクラウドファンディングに挑戦するに至った経緯
  • 僕にとってクラウドファンディングはどういう意味があるのか

について書きたいと思います。

 

関連記事:僕の「食パン」5つのこだわり。【クラウドファンディングのリターン(お礼)】

 

クラウドファンディング挑戦までの経緯

クラウドファンディングに興味を持ったから生まれた出会い

最初にクラウドファンディングについて知ったのが何だったかはあまり覚えてなくて。少なくとも、自分が挑戦したいという気持ちではなく、「そんな仕組みがあるんだ、面白いなあ」というくらいにしか思っていませんでした。

でもなんとなく気になって、SNSで流れてくる企画を読んだりとか、CAMPFIREやReady forといったサイトで様々な企画を観ていました。

 

あるとき「鳥取でクラウドファンディングやっている人いるかな?」と思って探して見つけたのが、りょうかんくん(@ryokan_1123)の「人と街が繋がるきっかけとなるブックカフェを鳥取につくりたい!」。

彼に話したことはないけれど、このとき衝撃を受けました。鳥取の同世代が挑戦している。しかも、このクラウドファンディングはすでに2年前。今もこのお店を経営してるんだ。すごいな…かっこいいな…!

これがきっかけで、鳥取に帰省したとき、彼の経営するブックカフェ、ホンバコを訪れることになるのでした。

 

あの日のことは1年経った今も覚えています。入店するだけなのに緊張したこと。彼と話してみたいけど声を掛けるきっかけを探して店内をうろうろしたこと。小倉ヒラクさんの「発酵文化人類学」を見つけて話しかけたこと。

このときの会話がきっかけで、僕は鳥取にUターンし独立の道を進むことになったのでした。僕の挑戦は、クラウドファンディングに興味を持ったことから始まったとも言えます。

 

ただ、このときはまだ、自分がクラウドファンディングに挑戦することになるとは思っていませんでした。

 

クラウドファンディングへの興味が増したきっかけ

独立への道を模索し始めたころ、ある一冊の本を読みました。家入一真さんの著書「なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。」です。

この本を読んで、僕はますますクラウドファンディングに興味を持つことになります。

というのも、それまでは、クラウドファンディングはただ単にお金を集める、つまり資金調達の手段として考えていました。でも、家入さんの本には、個人が声を上げられる社会を目指すサービスだ、ということが書かれていたのです。

 

関連記事:「居場所作り」の連鎖で世界をあたたかくしよう。家入一真さんの「なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。」を読んで。

 

ちょうどその頃、僕はパン屋の雇われ店長として働いていました。そして、そこには自信を持てない後輩たちが沢山いました。彼らは自己肯定感が弱く、周りの目を気にし、挑戦するのを避けていました。

彼らに活躍して欲しい。僕はその想いで、店長として全力を尽くしていたのでした。

やろうと思えばなんだって出来るのに。挑戦せずに諦めてしまうなんてもったいない。周りに何を言われても、自信をもって挑戦してほしい。挑戦して、成功体験を積み重ねて、成長していってほしい。みんな、まだまだこれからなのに…悔しい!!

 

それは、僕自身が大学時代に不登校を経験し、就職活動もプレッシャーに耐えられず辞めてしまい、パン屋では厳しい職人の現場で出勤できなくなってしまったりと、何度もつまづいてきたからこその想いだった、と思います。

そして、そんな想いを持って仕事に没頭していた僕にとって、クラウドファンディングの仕組みは、個人が声を上げられる社会の実現という目的は、とても魅力的に写ったのでした。

 

関連記事:「やりたいこと」分からず、大学も不登校に。 | 28歳パン職人、会社辞めます。【第一話】

 

クラウドファンディングをもっと身近にする出会い

2018年1月、会社を退職し、鳥取へUターンの準備、そしてそれに伴って結婚の準備も進めていたときのこと。菅本香菜さん(@Kana314)のおむすび会に参加しました。

菅本さんは本業でCAMPFIREの社員をされていて、副業の旅するおむすび屋さんでも「”旅するおむすび屋さん”になりたい!」というクラウドファンディングを行っていたので、どうしても参加して話をしてみたかったんです。

声をかけるのは緊張したのですが、思い切って「クラウドファンディングに興味があって…」と声をかけたところ、優しく教えてくれたのを今でも覚えています。

 

関連記事:「居場所作り」してますか?「旅するおむすび屋さん」おむすび会で居場所を体感した話。

 

また、そのとき会場となったTsukuba Place Labの堀下恭平くん(@Kyoheibb_PG)は、筑波大学の後輩です。

彼がかつて挑戦していたクラウドファンディング「明るくワイワイ楽しく仕事が生まれる”ワーキングプレイス”を創ります!」もこっそり見ていて、「すごいなあ、活躍してるなあ」と、ただただ尊敬の眼差しで見ていました。

 

Tsukuba Place Labでは、鳥取にUターンするまでの短い間、たった2度のイベント参加だったにも関わらず、本当に多くの魅力的な人たちに出会うことができました。

こうやってブログで近況を報告すると、そのとき出会った方が「応援してる!」とコメントやメッセージをくれる。たった1、2度の関わりだったのにも関わらず、です。それが心底嬉しい。本当に感謝しかない。

 

先日思うところがあって発信を辞めていたのですが、そうやって応援してくれている皆さんに対して、ありのままの近況を届けることは、僕にできる数少ない恩返しだと思い、もう一度取り組むことに決めました。

こういった出会いを経て、僕にとってクラウドファンディングはより身近になっていきました。

 

挑戦に向けて背中を押してくれた出会い

鳥取にUターンしてからは、CAMPFIRE×LOCAL 鳥取の河島匠さん(@kwsmtkm_0429)や前田海夢さん(@kaimumaeta)に出会ったことで、実際に挑戦に向かうことになりました。

初めて河島さんにお会いしたとき、パン工房を作ろうと思ってて、クラウドファンディングにも興味があると話をしたところ、「いいですね!とりあえず書いてみましょっか」と言ってもらえたのを覚えています。

クラウドファンディングに挑戦してみたいけど、正直不安ばかりでどうしていいか分からず、行動に移すことが出来なかった僕にとって、その言葉が、僕の背中を押してくれたのでした。

 

また、鳥取ではりょうかんくんや、NPO法人学生人材バンクの中川玄洋さん(@genyole_t24)を始めとして、多くの人に話を聞いてもらう機会がありました。

全員の名前をここで挙げることは出来ないですが、たとえ短い時間でも、そういった時間を共有させて頂いたことで、考えが整理できたり、勇気をもらうことができました。

背中を押してくれる人との出会いが、僕を挑戦に向かわせてくれたと思っています。

 

僕がクラウドファンディングに挑戦する意味

こうやって振り返ってみると、ここまでの道のりは大切な人たちとの出会いの連続だったように思います。

クラウドファンディングに興味を持って、勇気を出して行動したら、色んな人と出会えた。もうこれだけでも、僕の人生の中でかけがえのない時間をくれたと思っています。

そんな僕が、クラウドファンディングに挑戦する意味。それは、挑戦する姿を多くの人に見てもらうことにあるんじゃないかな、って思うんです。

 

挑戦する姿を見てほしい

クラウドファンディングには資金調達と、マーケティングの2つの意味があると言われています。パン工房を開業する僕にとっても、当然そういった目的があります。

だけど、この挑戦にはそれ以上の意味があって。ただ単にお金を集めたいだけなら他の方法もあるし、自分のパンを広めたいだけでもない。じゃあ、なんだ。

 

それは、誰だって挑戦できるんだって、多くの人に知ってほしい。つまづいたって、失敗したって、何度だってやりなおせる。そんな姿を見てほしい。

大学で学校に行けなくなって、大学院に落ちて、留年して、就職活動も全然ダメで、引きこもって、もうどうしようもなくて、、、それでもパン屋という道を見つけて。

働き始めてからも、厳しい職人の世界に馴染めず、体調を崩してお医者さんに行ったら適応障害だって言われて。お客さんに理不尽に怒鳴り散らされたときは、動悸が止まらなくなって、出勤できなくなった。

 

そんな僕でも、また立ち上がっていける。何度だって、挑戦していけるんだって。

 

誰かに勇気を与えられるかもしれない

知ってほしい、なんてのは、ただの承認欲求なのかもしれない、自己顕示欲なのかもしれない、だけど、それでも。

もしかしたら、この挑戦が、誰かに勇気を与えられるかもしれない。パン屋さんで出会った後輩たちのように、自分を認められず、自信がもてず、前に進んでいけない人の、役に立てるかもしれない。

 

本当は、1円も集まらなかったらどうしよう、とか、批判ばっかり言われてしまったら怖い、とか、弱気な自分が頭の中にいて。

ああもう、出てくるな!って何度も何度も消そうとするけど、どうしたって消えない。自分自身が自信を持っていなかったら、周りの人から見ても魅力が無くなってしまうのは、分かっているのに。

 

だって、自分の作るパンに自信がないパン職人のパン、買おうとは思わないし。自分は下手だと思って歌っている歌手の歌を聴きたいとは思わない。

だから、不安な気持ちは、ぐっと飲み込んで。出来るんだ、やれるんだ、と自分自身に言い聞かせて。

 

そんな気持ちで、僕は今、クラウドファンディングに挑戦しようとしています。

 

出会いに感謝をこめて

挑戦までの経緯に書いたとおり、本当に多くの人との出会いが、この挑戦に向かわせてくれました。名前を挙げさせてもらったのはごく一部の方で、本当にたくさんの方に応援して頂いて、心の底から嬉しいです。

挑戦の機会を与えてもらえたことに、感謝を込めて。

 

『パン屋さんの「常識」を覆す!鳥取パン専門店「パン工房ほとり」の挑戦。』

 

9/1(土)、公開です。応援してもらえたら、嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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