「パン屋さんのサンドイッチパーティー」の開催にあたって、経緯や想いを綴ります。

ABOUTこの記事をかいた人

パン職人。1989年生まれ。鳥取県鳥取市出身。

筑波大学卒業後、茨城県のパン屋で修行し、店長を経験。その後、結婚を機にふるさとの鳥取にUターン。

クラウドファンディングで開業資金を集め、「パン工房ほとり」を開業。

パン職人専門オンラインサロン「パンと生きる」オーナー。Twitterも更新中。

(パンの購入はこちら)




こんにちは、しょうたん(@v_shota_v)です。

今回、「みんなで挟もう!パン屋さんのサンドイッチパーティー」というイベントを開催することにしました。

タイトルを聞いただけじゃあ「なにそれ?」「なんのために?」と感じる方が多いんじゃないかと思います。

というわけで、サンドイッチパーティー開催にあたっての思いの丈をブログにまとめておきます。当イベントに興味のある方はもちろん、そうでない方も読んで頂けると嬉しいです。

 

【概要】パン屋さんのサンドイッチパーティーってなに?

パン屋さんのサンドイッチパーティーは、僕が主催するワークショップ型イベントです。みんなでサンドイッチを作って食べる、体験型のイベントになります。

第一回となる今回は、鳥取市内のカフェを貸し切っての開催となりました。快く承諾して下さったCamel0857の澤千明さん、ありがとうございます!

イベント詳細はこちら

 

さて、「何でパン屋さん?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、主催の僕自身が茨城県のパン屋さんで約5年間、パン製造を担当してきた身だからです。

この2018年2月に退職・Uターンし、故郷の鳥取でパン工房を作るため、日々奔走しています。

退職に至る経緯などは以下の記事にまとめていますので、僕のことを知りたい方、興味のある方、読んで下さると嬉しいです。(第六話まであって長いので注意!笑)

 

 

今回はそんな僕がパーティーのためにパンを焼きます。パン職人だからこそ作ることができる色々な種類のパンを味わって頂けます。

また、地元の食材やおすすめの食べ方を提案したり、パン作りやサンドイッチについてのうんちくもお話出来ればと思っています。

 

【動機】なんでやろうと思ったか?

さて、そんな僕がなぜサンドイッチパーティーをやろうと思ったか。それは、場づくりがしたかったからです。

きっかけは、家入一真さんの「なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。」という本を読んだことでした。

家入さんはこの本の中で、肯定も否定もされず、ただ「おかえり」と受け入れてもらえる場所(=居場所)があること、それが人が挑戦していくために必要だと仰っています。

この本との出会いが、僕の場づくりへの興味を引き出してくれました。

 

居場所を感じられなかったパン屋さんでの日々

僕がパン屋さんで過ごした約5年間を思い返すと、会社に居場所を感じたことは一度もありませんでした。

尊敬できる先輩もいたし、信頼できる仲間もいた。だけど、どうしても最後まで「ここにいてもいいんだ」という感覚を持てなかったんです。

会社に原因があった、僕自身の問題だった、そのどちらもあったと思います。人と人ですから、そもそも分かり合えないという前提に立つべきでしょう。

ただ、そういった思いがあったからこそ、最後の1年間は店長として、お店の仲間たちが「ここにいてもいいんだ」という感覚を持ってもらえるよう、全力で取り組んだのでした。

 

 

パン職人だって場づくりがしたい

この経験から、パンを作るだけじゃ物足りないと感じるようになりました。美味しいパンを焼く、そのことだけに100%を注ぎ込んでこそパン職人だ、という意見もある。だけど、それだけじゃダメだなと。

人が成長できる場、人と人が繋がる場、居場所を感じる場、そういった場づくりがしたい、そう思うようになりました。

今回の「サンドイッチパーティー」が、その想いを体現する場のスタートになればと思います。

 

【目的】なんのために開催するのか?

さて、そういったわけでパーティーの目的をまとめます。

  • 「作って食べる」時間を共有することで、人と人が繋がり深まる場をつくる。
  • パンとサンドイッチを身近に感じてもらう
  • その土地の食材をみんなで味わう

 

3つ挙げましたが、1つ目が最大の目的です。

食事をともにする、というのは人と人が繋がったり仲を深めるのに効果があります。誰かと仲を深めたいとき、一緒に食事をしたり、飲みに行ったりしますよね。

ちなみにこれは、食事がコミュニケーションを促進するという論文が出ているほど、周知の事実です。実は僕も大学時代にそういった研究に関わったことがあります。(点と点が繋がって線になるとはこのことか…)

 

パン職人にできる場づくりを考える

パン職人に出来る場づくりって何だろう?

って考えたときに、まず最初に思いついたのが、みんなでパン作りをするというものでした。だけど、パン作りは時間がかかるし、初めての人への敷居が高い。どうしたものか。

菅本香菜さんのおむすび会に参加させて頂いたとき、「みんなで作って食べる」ということが人と人の繋がりを深めるのにとっても良いなと思ったんですが、パン作りはちょっと大変そう。

 

 

そこで思い浮かんだのが、サンドイッチです。サンドイッチは自由な食べ物。どんな食材を挟んでも良いし、なんなら挟まずに乗せて食べるのだって、オープンサンドと呼ばれる立派なサンドイッチです。

パン屋さんではお客さんにサンドイッチを提供していましたし、むしろその素材であるパンから作ることが出来る。これだ、と思いました。

 

パンとサンドイッチ、そして地元の食材を身近に感じて欲しい

「場づくり」に次ぐ目的が、パンとサンドイッチ、そして地元の食材を身近に感じて頂くことです。

パンって多くの方に愛される、とても身近な食べ物だと思っています。朝はパン派、という方も多い。だけど、個人的にはまだまだパンに対する理解が広まっているとは言えないと感じています。

僕はパン屋さんで約5年間、ほぼ毎日パンを焼いてきました。月に4~5日の休み以外は朝から晩までパンを焼き続ける毎日。

その中で養われたパンについての知識や経験を多くの方に届けることで、パンのある生活をもっともっと楽しんで欲しいと思うのです。

 

パンとサンドイッチは切っても切り離せられない

そしてそれを伝えやすい形の1つが、サンドイッチです。サンドイッチはパンと一緒に他の食材を一緒にいただく食べ物。パンとサンドイッチは切っても切り離せられない関係なんです。

サンドイッチを作るのは手間がかかります。作ったことのない人も多く、コンビニやスーパー、喫茶店で食べるイメージの方が強い方もいらっしゃると思います。

だからこそ、サンドイッチをみんなで作って食べる。できるだけ地元の食材活かして、みんなでわいわい自由に作って食べる。それが、パンのある生活を皆さんにより身近に感じて頂ける形だと考えました。

ちなみに、現在準備中の「パン工房ほとり」のコンセプトも「鳥取の魅力をお届けするパン屋さん」ですので、興味のある方は以下の記事を読んでいただけると嬉しいです。

 

 

【さいごに】イベント詳細はこちら

長々と語ってしまいましたが、参加して下さる方、興味を持って下さる方に対して僕の想いをきちんとお伝えしたい、その一心で書きました。

皆さんに楽しんでもらえるよう全力で準備をしています。場所、時間といったイベント詳細については以下にまとまっていますので、是非ともよろしくお願いいたします。

イベント詳細はこちら(Facebook)

それでは、最後までお読み頂きありがとうございました!