こんにちは、吉田(@v_shota_v)です。
パン工房の場所が決まらない状態が続いていましたが、自宅(実家)に工房を作ることに決めました。
目次
自宅に工房を作る
パン工房を作る、そう決めてからはや半年が経ちました。今までのブログを読んでくださっていた方はご存知と思いますが、なかなか場所を決めることが出来ずにいました。
その原因は、主に場所にこだわり過ぎていることにありました。
僕が場所を探していたのは、鳥取市の湖山池周辺エリア。市街化調整区域にも指定されている、市街地から車で10分ほどの田舎です。
都会暮らしの方にはイメージが湧きにくいかもしれませんが、鳥取市では市街地から車で10分も離れれば、十分な田舎です。徒歩圏内に飲食店どころかコンビニもありません。
このエリアにどうしても愛着があり、空き物件や空き家を探しました。しかし、鳥取市や宅建協会(不動産会社の集まり)、建築士、不動産会社、友人、親戚、多くの方に協力してもらったのですが、どうにも見つけることが出来ませんでした。
そこで候補に上がったのが、自宅に工房を作るという選択肢でした。
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自宅に工房を作る3つの理由
自宅に工房を作ることにした理由は、次の3つです。
- 理由① 湖山池のほとりでパンを焼ける
- 理由② 自宅は最も身近な遊休不動産
- 理由③ リスクが少ない
理由① 湖山池のほとりでパンを焼ける
1つ目は、湖山池のほとりでパンを焼けるからです。
というかそもそも、これを条件に場所を探していたわけなので、当然といえば当然ですよね。
僕の自宅は湖山池のほとりにあって、畑やベランダから湖山池を見ることができます。今は実家暮らしなので、生まれ育った家です。
僕がこの場所にこだわったのは、生まれ育った自然豊かな土地で生きていたいから。そして、働くことは生きること、と考える僕にとっては、当然の選択だと思っています。
理由② 最も身近な遊休不動産
2つ目は、自宅(実家)が最も身近な遊休不動産だからです。
息子は県外に出ていってしまって、娘は嫁に行ってしまったから、部屋は余っていて物置状態になっている、というのは田舎ではよく聞く話です。
そしてその状態で、今住んでいる人がもし亡くなってしまえば、空き家になってしまう。
僕の実家もその状況の一歩手前で、この秋に兄家族が家を出ることになり、部屋が1つ空くことが決まっています。その部屋を使わず放置しておくのは、単純にもったいない。
ならば、その部屋をパン工房にしてしまおう、というわけです。
遊休不動産というと空き家のリノベーションばかりが取り沙汰されていますが、その原因を辿れば、まずは自宅(実家)を無駄にしていないか考えてみるのも、一つの手段かもしれません。
最も身近な遊休不動産は、自分の住んでいる家でした。
理由③ リスクが小さい
3つ目は、リスクが小さいからです。
自宅内に工房を作るのは、空き家や空き物件を借りるのに比べてかなり開業リスクを軽減することができます。
家賃はほとんどかからないし、敷金や礼金も要りません。通信費や光熱費などの基本料金も家計と折半できます。
もちろん初期費用として床や壁の張り替え、電気工事、水道工事などの内装工事、機械や道具、仕入れにも費用がかかります。そのため、その他の出費を抑えられるならそれに越したことはありません。
ただでさえ、カフェやパン屋などの飲食店は続けるのが困難な業態。開業2年以内に60%が撤退するといわれています。
ならば、できるだけ小さく始めるのが吉。高い家賃を払ったり、借入を大きくして固定費を増やしてしまえば、目先の売上を追うだけの日々になりかねません。
僕としてはそれは次のステップで、まずは避けるべきリスクだと考えています。
さいごに
そういったわけで、自宅(実家)にパン工房を作ることにしました。
「実家を使わせてもらえるなんて恵まれてる」とか「アラサーで実家暮らしは甘えてる」なんて声も聞こえてきそうですが、自分の置かれている状況でベストだと思う選択をしているだけなので、何も問題無いと思っています。
また、鳥取市の駅前商店街をはじめとする中心市街地や、県内の他の地域の方からも、「ここでやったらどうか」というお話もいただくことがありました。
突然Uターンしてきた若者がパン工房を作ると言い出して、応援して下さる優しい方々が沢山いる、それだけでもう感極まってしまうほど、嬉しかったです。
本当に、ありがとうございます。
まだまだ何も始まってもいませんが、引き続き応援してもらえたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
関連記事:自宅で始める小さなパン屋さん開業講座
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